スタッフ座談会

40年以上カネヤ工業を支えてきた ベテランスタッフが登場
特別対談! カネヤ工業の これまでとこれから
昭和53年創業のカネヤ工業には、創業当初から働くベテラン社員も少なくありません。今回は、カネヤ工業の今と昔を知るベテランスタッフ2人に、カネヤ工業のことをざっくばらんに話してもらいました。

話を聞いたのはこの2人!

画像:窪田 芳浩

窪田 芳浩
話を聞いた2022年9月21日はなんと40年目の入社記念日!勤続40年の工場長です。

画像:杉山 孝行

杉山 孝行
高校卒業後18歳でカネヤ工業に入社。今年で勤続43年と6ヶ月のベテラン職人。


2人がカネヤ工業に入社したきっかけは?

杉山:私が入社したのは、本当にたまたま。高校の先生から紹介されたからです。当時高校を卒業して公務員になろうと思っていたのですが、公務員試験に落ちてしまって。担任の先生に相談したら、ちょうど創業して2年目のカネヤ工業が人を探していて。先生の車で初めてこの工場に足を踏み入れました。

窪田:確かに当時は今みたいに就職先を選ぶなんてこともあまりなかったですもんね。私も漠然と何かを作る仕事もいいな、と思っていたけれどそれくらい。たまたま求人があったカネヤ工業に、深い考えもなく入社しました。

今どんな仕事をしている?

窪田:営業や設計が描いた図面をもらって、じゃあこれは誰にお願いしよう、など工場で段取りをする仕事が多いかな。もちろん作業を自分ですることもありますが、最近は若手に任せることも多いですね。

杉山:確かに若手に任せつつありますが、やっぱり自分で手を動かすことも好きですね。図面をもとに材料をセットして、機械での曲げ加工から溶接までする仕事は、毎回違って面白いですね。時に設計図面では、加工や取り付けのことまで考えられていないこともあって。その場合、「ここはもっとこうしたほうがいいんじゃないか?」と設計担当に話をすることもあります。

写真:ベテランスタッフインタビュー
写真:ベテランスタッフインタビュー

若手に仕事を任せる時に意識していることは?

窪田:う〜ん、時と場合によるかな。「この人に任せれば大丈夫だろう」ということもあるし、「ちょっと難易度高めだけれど、挑戦させてみよう」と思って任せることもありますから。最近の人は手取り足取り何かを教えるというよりは、ある程度任せたほうがいいことも。正解がない仕事だから、あえて口出しはあまりせず、見守るスタンスを大切にしています。

杉山:そうだね、「この仕事、こいつならそろそろできるだろう」と思うことも結構あるかも。やっぱり経験や技術はやってみないと身に付かないから、若手にもどんどんチャレンジしてもらったほうがいいよね。

窪田:とはいえやっぱり気になっちゃうから、任せた若手がトイレに行っている間に、作業台をチラッと見て「ここ大丈夫かな〜?」と心配することもありますよ。でも、失敗から学ぶこともあるから、あえて口出ししないことも結構あるかも。もちろん、取り返しがつかない大きなミスはちゃんと指摘します。

杉山:この仕事、考える力も求められるから、失敗も大切な経験!

2人:うんうん。

カネヤ工業の、今と昔で変わらない・変わったところはどんなところ?

杉山:働く環境はずいぶん変わったんじゃないかな?

窪田:今の社長になってからは、残業もなくなってきました。

杉山:昔は1年に1回くらい徹夜で作業することもあったし、夕方に突然「今日は21時までやって」なんて言われることもあったよね。今の環境は、子どものいる社員にとっては嬉しいんじゃないかな。
子どもが小さい頃は、まだこんな体制ではなかったから、家族との時間を確保するのも強い意志がなければできなかった。といっても私は、「子どもが小さいのは今だけだから…」と残業はなるべくしないようにしていました。
だからこそ、今の若い人にも、仕事だけじゃなくて家族との時間やプライベートの時間を大切にしてほしいですね。

窪田:反対に変わらないものといえば、仕事に向き合う姿勢かな。使い手の目線で品質を考えることはずっと変わっていないのでは?

杉山:確かに!外出する時にもショッピングモールの手すりを見て「これどうやって作っているのかな?」としげしげと見てしまうことがあります。

窪田:お客様の立場で「この製品はどうか」と考える姿勢は、今も昔も変わらないカネヤのいいところだね。

写真:ベテランスタッフインタビュー
写真:ベテランスタッフインタビュー

カネヤ工業にはどんな社員が多いでしょう?

杉山:図面を前にして、いろいろ想像できること。ゼロからモノを作る創造力がある人が多いかな。あとは健康であることもカネヤで働く大切な資質かも。

窪田:確かに、モノづくりが好きであるということはみんなに共通していますね!

これからのカネヤ工業のあるべき姿とは?

杉山:私たちのようなベテランが居座るのではなくて、若手がどんどん活躍する会社になってほしいですね。今も若い人が結構入ってきてくれていて、会社の中心になってきている。頼もしいなと思います。
金属もずっと使い続けると金属疲労を起こすように、人もずっと同じではいけないですよ。

窪田:それは私もそう思います!そのために、自分たちが知っていることは惜しみなく伝えていきたいですね。

代表インタビュー